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近畿・中部 臨時教職員交流のつどい

臨教制度の改善、公正な教員採用制度の実現

 

みんなで手をつなげば変えられる!

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「第19回近畿・中部臨時教職員交流のつどい」が1月17日〜18日の2日間、京都で開催され、10府県から98人が参加。臨時教職員問題をみんなで考え、教員採用制度と権利・待遇の改善をすすめようと、活発な論議がすすめられ、大いに交流を深めました。

 

 

歌と演奏と語りでつづった現地実行委員会のオープニングでは、2人の臨時教員の女性の初々しい発言が参加者の胸を打ち、温かい拍手が送られました。(Aさんの発言要旨は下に掲載)

  開会全体会では、全国連絡会の上村和範さんが「つどいで大切にしたいこと」と題して基調提案。「高知から始まった臨時教員運動は今年で40周年を迎えた。『21世紀に臨時教員制度を残してはならない』を合言葉に歩んできたが、残さないどころか今日ますます臨時教員は増え、無権利状態は広がるばかり。しかし一方で、私たちの運動がなければ、いま民間で吹き荒れているリストラや首切り、派遣労働がそのまま教育の世界にも持ち込まれていた。それを最底辺から防ぎ、子どもたちを守ってきた40年だったともいえる」と総括し、「非正規雇用の問題が注目される今日の情勢の下で、新たな前進を築こう」と呼びかけました。

特別報告では、「民間における非正規労働の実態と改善へのたたかい」と題して、福祉保育労京都地本の吉岡勝さんが、福祉・保育現場においても正規職員が非正規に置き換えられている実態と、その劣悪な待遇改善と正規化をめざすとりくみを報告されました。

記念講演では、千葉の臨教サークル「虹の会」代表の徳田暁夫さん(全教千葉、船橋市立小教諭)が、青年とともに大きな臨教運動を築いてきた背景や思いを語られました。「臨教問題に取り組まない組合は組合ではない」の言葉に衝撃を受け、最初は義理で全臨教集会に参加した自分が、「知ったからにはやるしかない」と、本格的に関わり始めたと言います。そして、それまで試験対策に矮小化されていた「虹の会」を、「合格したい」という最初の思いは大切にしながらも「いい先生になろう」とお互いに切磋琢磨できる温かい仲間集団にしようと、自ら青年たちの「踏み台」になりながら関わってこられたというお話に、大きな共感が広がりました。

各県報告では、橋下知事の下で一斉解雇が計画されている350人の非常勤職員の解雇撤回のとりくみ(大阪)、特別選考で長期臨採者の正規採用を実現したとりくみ(愛知)、採用試験結果の個人情報開示請求で公正化の世論を広げたとりくみ(石川)が報告されました。

2日目は、4つのテーマ別分科会で熱心な討論と情報交換がすすめられました。 つどいでは、京都の養護学校から参加した3人の保護者から「臨教問題をみんなの問題として捉えられた。これからも関わっていきたい」と感想が述べられたのが印象的でした。

 

 

オープニングで語られた臨時教職員Aさんの言葉(要旨)

私の寄宿舎指導員としての毎日は、新鮮で充実感に満ちていました。

しかしある日、職場の臨教の方が、妊娠していることを涙ながらに報告されたとき、たいへんショックを受けたのです。

臨時教員にも産休はあります。でも、そこまでの期間は宿直免除や補助員の配置などの軽減措置はなく、その方は退職せざるをえなかったからでした。

命の尊さにふれる仕事をしているはずなのに、新しい命の誕生を素直に喜べない矛盾。その時から、女性として臨教として、私自身の置かれている立場の不安定さを問い直さざるをえませんでした。

臨時だからといって子どもの前で甘えは許されません。しかし、社会情勢が厳しさを増す中で、私自身もその中に巻き込まれるのではないか?子どもたちの未来を守る前に、果たして自分の未来は守れるのか?…と悩むこともあります。

ある子どもから、『先生は4月からもいてくれるんか?』『なんで先生はみんな僕を置いていなくなるんや』と訴えられました。その時、彼が臨時教職員との急な悲しい別れを繰り返してきたことを知ったのです。

 

“子どものため”と、臨時教職員の権利を置き去りにして進められる教育実践が、決して子どものためにならないということに気づきました。

 

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